■椹野道流■

  「ブライトン・ロック!」 シャレード文庫
 イラスト/宮本イヌマル その他

 本当に自分のやりたいことを見つけるために、親の反対を押しきって医学部を退学、イギリスの
 港町、ブライトンにひとり留学した航洋――。英語もうまくしゃべれず、心細い思いを抱えるそんな
 航洋がスーパーマーケットの店先で出会ったのは、ブルーグレーの優しい瞳と人懐こい笑顔が
 ステキな青年、ジェレミーだった・・・。ひょんなことからすっかり仲良しになった二人は、航洋が
 暴漢に襲われた事件をきっかけにフラットメイトとして一緒に暮らすことになったのだが・・・


  「右手にメス、左手に花束」 シャレード文庫
 イラスト/加地佳鹿 医者

 法医学教室助手の篤臣と、外科医の江南――そんな二人の出会いは9年前に遡る。K医学
 大学の入学式で、たまたま出席番号が隣り合わせだった二人は、その後の実験や実習も
 いつでも一緒で、なんとなく気も合って・・・。誰もが認めるイイ男で頼りがいのある江南に、
 篤臣は何かとじゃれつくのだったが、江南の心に秘めた思いにはまるで気づかず・・・それが
 とんでもない事態を引き起こすことに・・・。


  「妖魔なオレ様と下僕な僕」 アズノベルズ
 イラスト/唯月一 その他

 人生最悪の日――大学入試に落ちたあげくバイト先もクビ、そのうえ帰り道に轢き逃げにあい、
 今まさに死出の旅へと・・・。そんな浪人生、正路の命を救ったのは、骨董屋を営む超絶美形の
 妖魔、司野だった。 「これほど旨い血の持ち主はそうはいない。それにお前の「気」も悪くない」
 ・・・などと言われ、正路は命と引き換えに司野の忠実な「下僕」となり「餌」となる誓いを
 させられるのだが・・・。


  「夏の夜の夢は幽けし」 シャイファンタジーノベルズ
 イラスト/今市子 医者

 昭和十年。駆けだしの作家・太宰治は、友人・中原中也から奇怪な相談を受ける。中原の
 赤子である文也の元へ、毎夜、女の幽霊が現れるというのだ!!幽霊に文也を奪われるのでは
 ないか?怯える中原は太宰に幽霊退治を持ちかけた。