■出版社 [海王社:ガッシュ文庫] ■イラスト [奥貫亘] □状態/ A…焼けなし、汚れなし 取材で新進脚本家を訪問した編集者の笹色。その脚本家は笹色が恋愛に臆病になった原因の男・弓削だった。―高校時代,好奇心にかられた情事の現場を,憧れていた先輩の弓削に踏み込まれ,罵倒されて以来,笹色は自らの恋愛を封印してしまった。嫌悪に歪んだ彼の眼差しが忘れられない…。―しかし,数年後,弓削との再会で彼が笹色に嫌悪感を抱いていないことを知る。寡黙な彼が時折見せる微笑みや優しさが嬉しくて,笹色は封印したはずの恋心を抑えられなくなり… |